人が社会生活を送るためには、様々なスキルが必要となりますが、これを総称して「社会性」と言います。
就職活動においても、人事担当者はその人の持つ「社会性」を重視しており、「一緒に働きたい」と思われることが、採用のポイントになります。
また、採用だけではなく、その後の勤務の継続においても、この「社会性」が身についているか否かが大きく影響してきます。
しかし、一言で社会性といってもイメージしづらいため、今回はこの「社会性」について少しだけ掘り下げていきたいと思います。
社会性を最も広義な意味で捉えると、「人が人間社会で適応的に生きていくための、あらゆる能力」となります。
これは、適応的な行動だけではなく、その社会（企業）の生活習慣、価値規範、行動基準に沿った行動を取れるかといったことです。
これだけを見ると、「社会（企業）に合った行動しかとってはならないのか」という捉え方をする人もいるかもしれませんが、没我的に順応した行動をとるのではなく、「個人が自己を確立しながら、人間社会の中で適応的に生きる諸特性」を身につけることが重要です。
具体的なものは以下の通りです。
・自己肯定感
自分の良い部分、悪い部分を理解し、価値のある存在と感じられること。
・セルフマネジメント
衝動的にならず、よく考えてから行動すること。また、粘り強くあきらめないことや、必要な場面で我慢ができること。
・主体性
自分自身で目標を設定したり、問題解決に向けて自分から行動できること。また、自分の行動に責任が持てること。
・自律性
基本的な生活習慣を身につけ、正しい食生活や病気の予防に留意して、健康や安全に気を付けること。
・共感性
他者を信頼して思いやりを持つことや、相手の気持ちを理解したりすること。また、自分と他者の違いを尊重し、認めること。
・コンプライアンス意識
自分本位な行動をとらず、集団の中でのルールや社会規範を守ること。また、他者を尊重し、礼儀正しい行動をとること。
・貢献感
誰に対しても公平な態度で接し、積極的に困っている人を助けたり、人のためになる行動を自発的にとること。
この他にも様々なスキルがありますが、「社会性」は社会相互関係や対人相互関係を円滑にする、または持続していくうえで非常に重要なものです。
「なんだか人間関係が上手くいかない」「仕事が続かない」といった経験のある方は、トレーニングなどを通じてしっかりと身につけていく必要があります。
今回のブログはここまでとなりますが、My Pieceおだわらでは専門家によるビジネスマナートレーニングや、「訪問型職場適応援助者（ジョブコーチ）」をもつスタッフとの面談を通じて社会人としての適切な振る舞い方を身につけることができ、就職活動における的確なサポートを受けることができます。
このほかにもどのようなサポートが受けられるかもっと知りたい、またはオフィスの雰囲気を見てみたいなど、ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
～お互いの違いを認め合い、自分らしく活躍できる社会をつくる～
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