まだ8月も半ばですが、昨日はコンビニで秋限定ビールが販売されているのを見つけ、実感がなくとも少しずつ季節が進んでいるんだなぁと感じました。
さて、本日は病気・障がいの開示・非開示、合理的配慮に続きまして、『障がい者雇用を行っている企業が、採用で重視しているポイント』について幾つかご紹介したいと思います。
企業の採用ポイント
障がい者雇用をする際、企業は以下のポイントを重視する傾向にあります。
1位 健康状態等が安定しているか(6ヶ月以上)
2位 病気・障がいの特徴、必要な配慮
3位 サポート体制
4位 人間性
5位 経験やキャリア(実務スキルなど)
障がい雇用枠では「合理的配慮」として一定の配慮を受けることができますが、あくまで企業は職場で自律して仕事ができることを前提に考えています。
その為、能動的に仕事をするための自己管理スキルを重視しており、これは就労準備ピラミッドの一番下の土台にあたる部分でもあります。
また、「何かあった際に本人だけでなく企業もサポート(相談等)を受けられるか」といったことも職場定着のための重要なポイントになるため、本人のサポート体制がしっかりしているか企業は見ています。
採用面接時のポイント
それでは前項を踏まえて採用面接時のポイントについて、ある特例子会社の採用担当者の事例を少しご紹介します。
① 自分の障がいや症状を理解しているか
発症時の状況や原因を時系列的に話せる人は、自身の症状を客観視できるようになっている人です。障害者就業・生活支援センターの人や就労移行支援事業所などの支援者が同行している場合もありますが、自らの言葉で話してもらうことが大切です。
② 体調の自己管理(通院や服薬など)ができているか
就労支援と医療の双方向からの働きかけで、本人は確実に安定に向かいます。何よりも障がいを理由に甘えない、疾患を悪化させない高い意識や、自己対処法をもっているかを見極めるようにしています。
③ 何にストレスを感じるか
どのような事柄、どのような場面でストレスを感じるのか確認します。これによって配置時に考慮する点を把握しています。
④ 家族や友人、支援者など、なんでも話せる人がいるか
本人が孤立した状態にいないか確認しています。仕事以外でも話せる人がそばにいると翌日も仕事に励めますし、何かあった時の対応も第三者がいると連携を取りやすくなるからです。
これらはあくまで一例です。
実際の面接ではこれ以外にも確認されるポイントはありますし、もちろんですが志望動機や自己PR、配慮事項をしっかりと伝えられるかが、就職活動の成功のカギとなります。
そして、これらを企業に効果的に伝えるためには、主観ではなく客観的な根拠が必要になります。
そのため、My Pieceおだわらでは、就職活動や職場定着の専門資格である「訪問型職場適応援助者(ジョブコーチ)」をもつスタッフが多数在籍しており、一人ひとりに合ったサポートを受けていただくことができます。
どのようなサポートが受けられるかもっと知りたい、または事業所の雰囲気を見てみたいなど、ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
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